今日はいい写真撮らせていただきました!
いい写真を撮れたと満足感のある時は、なんだか早く観たくない(笑)。普通なら「早く取り込んで早く納品したい」となるのが本来なのでしょうが、しばらく余韻に浸りたい。デジタルになってその気持ちが強くなり、浸っている時間もだんだん長くなってきています。
フィルム時代の現像は平日昼間の営業時間ならばE-6処理で2時間、K-14で1日かかった。印刷用リバーサルフィルム、俗に言うスライドフィルム。富士フィルムでもコダックでも大体はE-6。K-14とはコダクロームという外式フィルムの現像液。乳剤面が何層にも重なっているのが見るだけでわかり、斜めから眺めるとフィルム自体にある像が立体的に見えていた。このフィルムの色は深みがあり、値段も高かったけどここ一番はやはりコダクロームを使いたかったし使っていた。コダックから無償でフィルムがもらえた時代(良いご身分だったなぁ〜w)は年間に支給される本数を全部コダクロームにしていて、E-6フィルムを購入していました。感度はASA(のちのISO)64、大体実行感度50くらい。でも感度64で撮って若干アンダーにして黒を潰す絵が好きだった。。。2009年コダックはコダクロームの生産を終了してしまった。その頃にはすでにボクは2000年から始めたデジタル一眼レフカメラ最前線にいた。フィルムの良さ、無くして分かるその素晴らしさ。
そんなことを思い出させてくれる映像をYouTubeで見つけました。ナショナルジオグラフィック『コダクローム最後の1本』。自分は何を撮ったのだろう?!記憶を辿れば多分ストイコビッチだった気がします。カメラはCanon EOS 1V。