MICHI ISHIJIMA - Pride One -

1番の苦手種目を求められる日本

1番の苦手種目を求められる日本

2週間我慢して店を全面的に閉め、売り上げを0にしたとする。すると売り上げ0の期間は2週間で済む。しかしその2週間を店を開けていたとして、売り上げは0でなくても3とか4と低い状態を続け、でも0よりは良いと続けていると2週間後には0どころか店を維持することすら出来ないことになるということが理解できていないのだろう。もしくは怖くて知りたくもないのか、現実を見るのを恐れているのか。大型店舗であったとしても企業であったとしても規模の大小を問わず、それは起きる。むしろ大の方が大ごとになる。日本の恐慌はここから始まるのだろう。

人々は横並びを好み、頭が出ると叩き、頭が沈むと踏みつける。ブームはすぐに操作されて作られ、独自性はかき消されやすい。だから一斉に都市封鎖を命令として行わなければ人々は行動できない。「仕事しなきゃいけない、収入が、怒られるから」などなどを言い訳にして『自主性』『自分の考え』ということが1番の苦手の国民。だから自粛などということで好転する事が出来るはずもない。街を行きかう人々は普通に仕事に向かい、仕事を終えると呑みに行き電車に乗る。この間に何人と濃厚接触するのだろうか。

感染とは1人の感染者が複数人にうつし、その複数人のひとりひとりが同じように感染をさせていく鼠算。極端にいえば1人が濃厚接触した人数が1人であっても、それを繰り返しただけでも1x2x2x2x2・・・決して0にはならない。

家にいると外の状況はわからない。テレビでは相変わらず低予算の安い内容の番組を垂れ流している。しかし外に出たとしても人数が少ないだけで感染の状況はわからない。ましてや自分が感染しているのもわからない。だから普通にいつも通りに「仕事行かなきゃならない」「呑みにでも」でこれまでと同じにしてしまう。

クラスターだロックダウンだとカタカナで都合の悪いこと、気分の悪いことは和らげてしまうのも日本人は得意である。ただ病院勤務の人達は現在の状況がとんでもないことになっているということを実務で実体験しながら感じている。このままいけば50歳の重症患者、80歳の重症患者の選択に迫られてしまうという。つまりは日々爆発的に増える患者数に「50歳より80歳の方が助かる確率が低いから見捨てる医療」をしなければいけない状態になりつつあるという。

先日小池都知事が緊急記者会見を開いた。

都市封鎖、遅ればせながら外出禁止令かと思って聴いていた。

しかし外出禁止どころか内容は無かった。記者の1人が言った「僕らも外出自粛を守りたいのに夜遅く緊急記者会見ということで来なければならない。ヤメてくれ」

たかだかマスク2枚を国民に配ることを決めるのに何週間かかっているかわからない日本政府に何も期待できない。このままではせっかく決まった来年のオリンピック日程すら危うく、国体と変わらなく日本人だけの強行開催になるか、ズルズルと鼠算の感染者増加は推移して延期ではなく中止となってしまう。

せっかく2週間収入0にして抑えようと決断した人々もその間に普通を装い日々を過ごしながら感染を広め続けている人にすべて壊されて引っ張り続けられてしまう結果が今と何も変わらず悪くなる一方を来年も続けることになる。むしろ開けたくても倒産して店すら手放しているのは確実になる。

日本郵便が国際郵便の受付を停止した。

そりゃそうだ。航空機が飛ばない状況ではそれは難しい。船便、、、ご存知の通り感染船となる。アメリカ航空母艦もそうなってしまったようだ。

これで中国頼みの商品は売りたくても品がなくて売れなくなる。部品もなくなる。純国産になって粗悪品がなくなっていいんじゃないか?!(笑)

以前「ボクがマスクをしない理由(わけ)」で書いていた時期はとうに過ぎてしまっている。状況が悪くなってしまっている。マスクをしながら撮影したことが最後の仕事になるかもしれない状況になっている。身を守るマスクではなく、本来の使用方法である自らの菌を外部に出さない用途には戻った感があるが、問題はマスクでは解決しないことが日本政府にはわかっていない。首相、都知事、店を開けている店長、支配人、すべての人の判断ミスが事態を悪化させている今、彼ら彼女らが感染して発病してくれないと何も変わらないでは困る。

ただ、人類滅亡する時を最後の人類として経験出来ているのであれば、それはそれで楽しい!!

ただ残りひとりもいない状態で全人類が滅亡するのは難しい。。。