MICHI ISHIJIMA - Pride One -

いい歳こいてのいい歳だからこその恋愛観。

いい歳こいてのいい歳だからこその恋愛観。

泣きたくなるほど純粋で、でも我は強く負けず嫌い。しかも物事を決めるのが苦手。そして性格も似ている部分が多々ある2人。

「いっつも自分の話ばっかり。いっつもだよ! ○○はどうだったとか訊きやしない!!」

「○○はどうだった?」

「もういい! … そのうち話すだろうし(ボソッ)…」

そんな痴話喧嘩しても険悪なムードやイライラな空気を漂わせることなく、しばらくしたら普通に会話している2人。

昔、カップル、夫婦で喫茶店に向かい合わせに座り、お互いがお互いのことをしている関係が『なぜ一緒にそこに居るのだか』と不思議でなりませんでした。ボク自身も新聞読んでいたりすると当時の彼女に怒られたり、または彼女が携帯(スマホなかった時代w)見ていると『オレなんでここにいるんだろう?!居る意味ある??』とも思っていたりしていました。恋人同士でなくとも相手の前でスマホいじるのも気が引けて、どうしてスマホを今操作しなければならないのかを説明しながらのスマホいじり。。。

でも月日は流れ、歳取ったからなのか?経験を積んできた(苦)からなのか、お互いがお互いに好きなことをしていたとしても、そこに常に会話がなかったとしても、そこにあるのは2人の空間。なにげにふと見上げるとそこに大切な、大好きなひとがいるってなんと素敵なことだなぁ〜と、その時間や空間っていいなぁ〜と想うようになっています。そんな自分に気がついたしまったのです。

それは、居ても居なくても同じではなく、一緒に居るのが当たり前で、もっとも自然で、なくてはならない存在の関係の証である気がして、相手のスマホを見ている顔を観ていても、スマホの内容が何かを気にするではなく、その相手の顔を愛おしく観いってしまう程の素敵な相手。そう、意図的に声をかけて、自らが邪魔して前に強制的に進めるのではなく、その顔をずっと観ていたい、時間や空間をずっと感じていたい・・・。そう想うようになっています。

水中に潜れば空気は無くなり、酸欠になれば空気を欲する。しかし普通に生活の中で空気は無意識のうちに大切な存在として生命を維持している。なくなってから気が付くではなく、無くなる前にその大切さに気がつける。

「うちの女房(彼女)綺麗だろぉ〜可愛いだろぉ〜」「うちの旦那(彼氏)素敵でしょ〜」。日本人はけなす事で内心褒めているということに間違った美徳を感じているのではないでしょうか?! 「お前、綺麗だな」「あなた素敵ね」。世の中で1番大切なひとなんだから、素直に褒めましょうよぉ〜! リアルにマイナス要素を感じたら・・・その関係は考え直しましょう、別れましょう(苦)

もちろん前出の新聞、スマホで怪訝な雰囲気、喧嘩になった相手はどこかで幸せでいて欲しいとも思いますが、今の感覚の中では自分でも別れてよかったということに納得なのです。

相手のスマホの内容が気になるのは相手を信頼していないから。相手がふとこちらを見たときに目が合い無表情なのは自分の存在が相手にとっても自然だから。

ただ自分自身、それにこんな気が付くまで時間かかりすぎました(汗)。遅すぎる気もしないでもない歳になってしまっていますが、まだ生きています(笑)、気がついて良かったと思います・・・とりあえず(苦)。