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プロ機カメラ故障緊急対処方(Canon 1DX mk2)

プロ機カメラ故障緊急対処方(Canon 1DX mk2)

雨が入り込んでしまった影響なのか、スチルモードで動画モードになってしまい、スチルが撮影出来ない故障の対処法です(あくまでも一例であって100台同じ条件で使って99台は正常、1台のみかもしれません。100台あって99台がこの方法では復旧しかもしれませんがご参考までに)。

・スチル写真を撮影中、いつのまにか動画モードになってしまった。

・ファインダー右側のスイッチは通常のスチル撮影時のままであるときは、電源をいちど落とし、バッテリーを抜いてレンズも外し、接点を拭いてみる。それでも同様に動画モードが進行し、ムービーしか撮れない状態の場合です。

こんな時は、いちどレンズを外して電源を入れ「レンズが付いていません」表示にしてからレンズを装着してみてください。しばらくはスチルで通常に撮れます。その後また勝手にムービーモードが作動してモニター表示になってムービーしか撮れなくなってしまいますが、これを繰り返すことで緊急の対策は出来ます(出来ました)。

<<プロ機と呼ばれるカメラとそうでないカメラの1番の違いは『不具合が起きた時』にあります。>>

電子式カメラになってからは、通常カメラは不具合が起きた時に「すべての回線を遮断し、使えない状態を作り出し、それ以上悪くならないようにしてカメラやレンズ自体を守ろうとします」。

プロとして仕事で使用している場合は、それでは仕事出来なくなってしまいますので、プロ機と呼ばれるもの(フラッグシップだからそうという訳でもない)カメラは、何か不具合が起きた時にでも、使えるそれ以外の機能を酷使して身を削りながらも最低限の撮影は出来るようにします。完全に壊れるまではなんとかなります。

ただし、この全てを遮断して使えなくなってからの修理値段と、全てボロボロな状態になって停止してからの修理値段はかなり違いますのであらかじめ理解したうえで悪条件での使用をおすすめします(苦)。最悪の場合はセンサーを含めて電子回路を全とっかえ、新しい1台買える価格になります。防水使用だから水が入らない訳ではありません。防波堤あれば波は来ませんか? 自然はそんなものを乗り越えてやってきますよね?!(笑)

ってか無理して撮らなくてもいい場合は、写真撮ること自体をやめときなさい(笑)

この点で、いま流行りのソニーのカメラは来年のオリンピックで大きな岐路に立たされると思います(汗)。使用する方、ソニーカメラ部門、相当な覚悟をしておくか、代替えをプロによって持ち込まれた台数と同じ数のカメラとレンズを用意いた方がいいと思います(大汗)

「だからプロ機を名乗ってないじゃないですかー」

と開き直ってきっとその時に言うはずです。それは経験済みの変わることのない社風(苦)

そして安物買いの仕事失いにならないように!ご注意を(汗)