おとといからずっと観続けている映画尽くしのゴールデンウィーク。平成最後の日の昭和の日も『君の膵臓をたべたい』をエンドレスで観ています。内容も話の組み立ても台詞すら覚えるほどに観続けている、かけ続けているのに涙は枯れません。
昨日夜中には『四月は君の嘘』(2016年フジテレビジョン・東宝)を挟んではみましたが、これも主人公のひとり、宮園かをり(広瀬すずさん)が…。でもなんだか作り方が浅く(?)て、バリバリの高校生恋愛話だったので泣かなかくて済んだのですが、おじさんのピュアなお話って映画にならないものなのでしょうか!?(無いものは自ら脚本描こうか!?ともw)。そして朝ゴースト・イン・ザ・シェルを観ながら少し寝て、再びキミスイに戻って1日かけっぱなしでした。
泣きたいわけでもなく。でもなんだかこの映画は心が浄化、洗われていく感じがして・・・泣いてしまうこと以外は大好きな映画になりました。ここまで観続けているのは初めての経験です。
映画のオープニングは先生になった春樹(小栗旬さん)の授業風景から始まります。その時の教材がアントワーヌ・ド・サン=テグジュぺリ『星の王子さま』。この映画の柱がこの『星の王子さま』のさまざまな「想い」が込められているからこうも何度も何度も観てしまうのでしょうか。
昭和が終わり、平成が始まった時、目黒にある日の丸自動車学校で自動車運転免許証を取得していました。同級生(笑)には南野陽子さんがマネージャー付きでいました(爆)。あれから31年、色々なことがありました。平成最後となった今日は、そんないくつかあった人生の分岐をキミスイをかけっぱなしで思い出しては後悔し、打ち消し、また後悔しては打ち消しを繰り返していました。後悔してもその時に戻れる訳でもないのだから今を受け入れるしかないというのもわかってはいるつもりなのですが。。。
ただ脚本家としては(えっ?いつからw)・・・
この歳になってからの全否定。なんのためにまだ生きているのだろう!?まで行き着き、全否定は自らの予想に反して結論。
最初から出逢わなければよかった。仲良くならなければ良かった。
桜良のいなくなってしまった今、キツネ(たち)は星の王子さまの時のように思ってくれているのだろうか。言ってくれるのだろうか。
「黄色く色づく麦畑を見て、金髪を思い出せるなら、仲良くなった事は決して無駄なこと、悪い事ではなかった」
「肝心な、本当に大切なことは目には見えない」と。