MICHI ISHIJIMA - Pride One -

写真?

写真?

とあるレンズ性能を調べていたら、あるモデルさんきっかけで知った写真家がパクりの写真家という2チャンネルに漂流してしまった。。。

今から30年以上も前、バレーボールの写真を仕事になり始めた駆け出しの頃を思い出した。試合会場では全員が先輩、そしてすべてが初めての経験だった。それまでも多くのバレーボールの写真は観てきていたからこの写真が誰が撮っているというくらいは知っていた。全ての積み重ねが始まった時だった。

今でも鮮明に覚えている。他誌バレーボール雑誌の長谷川さんとご一緒した時、長谷川さんの使っているレンズの長さをこっそり記憶し、試合中長谷川さんはどこで撮影しているかを観察していた。そして長谷川さんがそ場所を離れた時に同じ場所に行って似たようなレンズで撮ってみていた。1試合中長谷川さんの後追い後追い(笑)。もちろんそんな駆け出しが先輩と同じ写真が撮れる訳でもないけど、そうやってアングルを覚えていった。当時はズームレンズは性能も悪く使い物にならない時代。マニュアルフォーカスしかなく、しかもフィルム。オートなんて何ひとつとしてない時代(苦)。

先輩から学び、肉を付けたり削ぎお落としたりして、フォーカスは独自にピントを合わせるにはを試行錯誤しながら日々練習していた。道路では車の頭が電柱の重なるようにシャッターを押すタイミング覚えた。モノクロ100フィートフィルムを買って自分で36枚にパトローネ巻きして。

日本経済だって韓国経済だってモノマネから始まった。日本のカメラだってドイツのマネから。問題はそこにオリジナルに対してのリスペクトがあるのか?その先にオリジナルを求めていく意思はあるのか?で変わってくる。今ではオマージュという便利な表現まである(笑)。

だからなのある人は自分の原点をさらけ出せばモノマネと叩かれることもない。自分のオリジナルと主張するから叩かれる。しかし確かにオリジナルがかぶる事だってある。

ただこの方は写真ではなく、撮影後のペインティング作業があるからまた話は違うのだろう。

デジタル主流になって写真が写真ではなくなっても写真という時代。いじくりまわして撮影時のそれがなくなったら写真ではなく別のもの。この方みたいなひとが新たなジャンルの名前を付けてしまえばいいのに。。。

ちなみにこの方のこのモデルさん、本人とはわからない(汗)。オリジナルは綺麗な方なのに…。