MICHI ISHIJIMA - Pride One -

あなたのための存在

あなたのための存在

昔、昔、まだこの仕事を始めた頃、まだ園田学園テニス部だった伊達公子選手のライバルに福山暁の星高に遠藤愛(まな)という選手がいました。撮影者(取材者)と選手というよりも、プレー写真だけではなくまなちゃんの写真を撮って一緒に遊んでもらっていたという感じでした。写真をもらってもらう事も好きで、ボク自身あげる写真が下手な写真じゃイヤだから上手くなろうとしたし、その時から仕事、お金とか雑誌誌面構成の事とかより、その被写体が喜んでくれる写真を心がけてきました。

そして30年経った今も、全く何にも変わっていないことに気がつきました。

『私は石島さんの写真の光の感じやアングルがとても好きです。 チームのカメラマンさんとは全然違っていて、同じ試合でも全然雰囲気が違くてびっくりしました!!(中略)石島さんに素敵な写真を撮って頂けるように、頑張ります! というより、それがチアを続けているモチベーションの一つでもあります。』

ある方からのメッセージ(写真のレッツでもなければサンズでもないです・笑)。まだちゃんと挨拶をさせていただいたこともないとあるチアリーダーの方。もの凄く嬉しいとともに事の重大さが身に沁みます。そして他の人に変人扱い、犯罪者扱い(笑)されながら時には撮影ポジションで怒られながらも自分の好きな写真にしてきた事がこの言葉で報われます。

チアリーダーへの想い、写真撮影きっかけはレッツの小百合さん、そしてサンズでした。富士通の試合に行くのが楽しみだった名前ももちろん知らないチアの方、それが小百合さん。アメフトが仕事になり、チームチアのサンズを撮らせていただくようになり知った本人達の人生をかけた下向きな努力。それとはかけ離れた世間のチアに対して勝手に定めた立ち位置、ポジションとメディアの扱い。湧き上がるそれってなんかオカシイだろ?!という想い。

誰もやっていないなら俺がやるしかないだろう!と変人ぶりを発揮するきっかけになっています。こそこそではなく堂々と。誰かが最初に動かないと何も変えることはできない。

子供達の憧れとして存在するチアリーダー。その子供達がチアリーダーとして成長した時に次のチアリーダーがまた新たな子供達の憧れの存在でいられるように。そしてチアリーダーとしての自分を誇りに思え、生活できるように。これから思いついた良かれと思うことは全てやっていきたいと想っています。変人は変人のやり方で。すでにシーズンも終わるカウントダウン2「来シーズンから」とか言っていたら絶対に(?)やらないから(自爆)