MICHI ISHIJIMA - Pride One -

日本武道館

日本武道館

「いつもの通りに!」「ミチさんの写真で!」

そう言っていただける事は非常にありがたく、この上ない幸福ものなのですが、最近全く持って指令をいただけないのは、それはそれで実は少し寂しかったりしております(笑)。でもそれは誇りであり、ベテランならではの自慢すべき事。

「**も撮ってください」「あっ、撮ってあります。こんな感じでいいですか?」とすでに撮影したものを見ていただくと「完璧です!」。これを数回繰り返すともう何も言ってくれなくなってしまう勝手知ったる必要事項。何が必要で何を求められているか!?(笑)

今日明日は日本武道館でのコンサート撮影。しかも初武道館。すでにこちらも勝手知ったるコンサート撮影でもあり、どんどん変わる公演照明に撮影露出だけ気にすればあとは曲で踊りながらの楽しみありきな撮影。もちろんフォーカス以外は全てマニュアル。カメラによってはフォーカスもマニュアル。そんな時こそ落とし穴?!と気を引き締めて仕事はきっちりと。今回ももちろん指令らしきものもなく、入り時間も撮影内容もお任せ。ただ自分の中ではより完璧に、より良い写真を、より珍しいアングルを目指して居ます。

初めてで気がついた武道館。あの屋根の上の玉ねぎって、意外に建物周辺からは見えないのです。正面玄関の看板を入れて玉ねぎを入れた外観を撮ろうとするととんでもない場所まで行かなければならず、そこでは木が邪魔して看板の一部を隠してしまっている。昔、黒澤明監督が映画「影武者」を撮影中に「そこの山が邪魔だ! どけろ!」と言って周囲を凍らせたそうですが、「そこの木を切りやがれ!」とは言いたくない自然主義派(笑)。いつもながらに空いたところから撮らせていただきますが、登れるところには多少怒られようが登ります。主催者特権(爆)。

「撮らなきゃいけない」ではなく「撮りたい」で撮影していると、言われるものはその中に必ず含まれているというボクの中の法則。いつもの如く自分達のスキなコンサートに来ている観客のわくわく感、笑顔が撮りたくて会場前の周辺をぶらつき、声をかけさせて撮らせていただいていると、見ず知らずの方から「今日も頑張っていい写真撮ってください!」と土産のお菓子や栄養ドリンクをいただけてしまうこのご身分(汗)

はい!、明日も皆さんとともに頑張って楽しんじゃいますぅ〜♡ えっ、そうではなく??(大汗)