色調によって同じ１枚の写真でも印象は全く別物になります。

色調にも流行があり、全体的な印象はその時代背景なのか、人々の心理状態なのか？！といったところ。単純に肌色と言葉に表現したところで、人それぞれ違う。そのためにカラーメーターなる計測機械もあるのですが、そこまで拘る商品撮影もなく、最終的には印刷でのオペレーターさんに委ねた調整の方が確か（苦）

人は選択肢があればあるほど決定できないという人間倫理ももあるくらいなので、これ好き！もう少しマゼンタ！と勝手に自分の好きな色に転ばせた方が一番良いと感じて居ます。

それらを全て排除したものがモノクローム写真。しかし白と黒で表されるモノクロームでも正確には色があり、暖色系だったり寒色系だったり。それによっても印象は変わる。ただライカの出すモノクロは独特の温かみがあって、どうもがいてもRAWから現像しても出ない。やはりモノクロもその人の好きが重要なんだと勝手思っているのが一番幸せなのかも（笑）

一度精神的におかしくなった時に風景が全てモノクロに見えたこともあり、しばらくはモノクロ写真を撮ることが好きではありませんでした（見るのは大丈夫だった）。最近になってモノクロを撮れるまでに回復（それ以上におかしくなっているのかもw）して、モノクロも表現の一つになって居ます。それもやはり印象、イメージ。

明日からコンサート撮影２日間。ステージは照明さんに委ねるのですが、出来上がりの色は撮影者。基本は肌の色重視、、、文頭、振り出しに戻る（爆）