MICHI ISHIJIMA - Pride One -

オレンジから赤に

オレンジから赤に

アメリカンフットボール、日本の最高峰、Xリーグ。今日がグループリーグの最終日、リーグ戦を終えて次節から決勝のXボウル(12月12日東京ドーム)を目指してトーナメントが始まります。

しかし、我らがライズはここまで全勝の富士通フロンティアーズと対戦し、先に進むことができませんでした。前半先制され後半逆転は読み通り。前半はホームゲームということで、スタンドに上がり、来シーズンのホーム試合用のホームゲーム雰囲気撮影をして、続いてはチアリーダーのサンズを撮影。ハーフタイムを挟んで後半は試合に集中、狙い通りの逆転劇。でも残り1分に再び逆転を食らってしまいそのまま終了、今シーズンを終えました。

次は23日のディビジョン3・4位 順位決定戦。相手は決まったようですが、場所はまだ確定をしていません。(追記:vs東京ガス14時キックオフ@富士通スタジアム川崎)

アメフトは準備のスポーツと言われるようです。春の春季リーグを終えて、夏の強化、そして本番の秋のリーグ、JXB。一般的な文章にしてしまうと『短いシーズンを終えた』となってしまうのでしょうけど、シーズン前の顔写真撮影から始まり、夏の暑い日の1日でヒリヒリに日焼けした練習、合宿、リーグが開幕して今日まで思い返せばそれなりの長さはあった気がしています。

日本の社会人アメフトは毎日仕事の後に練習できる企業チームから、平日を普通に仕事をして週2の土日にしか練習できないクラブが混在しています。ボクの所属するライズは後者。ボクは今まで企業チームは企業の都合で解散してしまうという寂しい想いから、チームプロ化を望んでおりました。ライズもオンワード解散後のチームでした。理念は企業の経営状態に左右されない地域密着クラブチームを目指して出来ました。しかし今ボクはクラブチームにプロとして身を置きながらも、個人的には改めて企業スポーツのありがたさを感じています。ボク自身プレーヤーではありませんが、まずそこでプレーできる環境、その競技に集中できる事の大切さ、普段の生活が競技に影響をしない、逆に競技が生活を圧迫しない事の大切さをチームの選手に感じています。個人的な心情として交通費の領収書をおいそれと安易には出せないです(苦)。

企業チームはそれぞれの企業、それぞれの競技の違いはありましょうが、その状況は恵まれている事を選手、関係者、ファンを含めて自覚して、何か買い物をすることがあったらその企業の物を選ぶなどその企業の事も考えないと!それがそのチームを存続させるということ、少しでもその恩恵に感謝して。これはボクがこの仕事を始める前から、30年よりもっと長く続けています。例えばバレーボールの柳田選手が好きならば、コカコーラではなくペプシコーラを買う。ワンダではなくボスを買う。個人消費ではスズメの涙にもならないでしょうが、売り上げだけではなく、この意識を持つことが全ての事に繋がっている気がしているからです。

試合を終え、お見送りを終え、とあるひとりの選手が打ち拉がれているボクの元にやって来ました。

「お願いがあります。ボク、今シーズンで引退します。今日は家族も来ているので、一緒の写真を撮って下さい」

バレーボールだけではなく、アメフトまで送り出す身になってしまいました。ようやくバレーの送り出した傷心から立ち直りかけていた身に、今度はいつもより早いそんな寂しさ。試合に負けた以上にドン!と来る想い。しかし同時に来るそんな嬉しいお願い、想い。一方的になごりを惜しんで、スゴい枚数(爆)撮ってしまいました。ディビジョン3・4位 順位決定戦を残してはいますが、須永ヘッドコーチの言葉通り、今シーズンはこれにて終了。ディビジョン3・4位 順位決定戦は新シーズンの最初の試合にさせていただきます。

あっ、サンズはまだXボウルのハーフタイムショーが残っています(汗)。

 

ボクの使っているパソコンは残念ながら富士通FMVではありませんが、乾電池はFujitsu。これからXボウルまでボクがオレンジ色から赤に変わるのはチアリーダーだけ(自爆)ここから先は富士通の応援。だってボクのアイドルの誕生日は12月、決勝Xボウルの後だから(爆)