MICHI ISHIJIMA - Pride One -

FOOTBALL PHOTOGRAPHERS

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きょうは春のアメフト、パールボウル・トーナメント ( PEARL BOWL ) の準決勝2試合が川崎の富士通スタジアム川崎にておこなわれました。

今朝はボクの中のリトル・ミチジマが目覚まし時計を止めてしまい、寝坊するという始まり。しかも昨日の写真すら取り込み終わっていない状態(>.<;; でもそんな時は「よく寝られた」と割り切り、とりあえず急ぐものの、焦らないようにしております。川崎に向かうために東海道線に乗り換える品川駅、そこでもやはり電車は遅れ、「あぁ〜そんな日」なのでありました(笑)

スタジアム到着すると、今年からの新しいアルバイトさん(女子w)も「石島さん♪」とすでに覚えてくれており、ドイツのそれと同様すんなりと申請書の控えやプレス証を出すまでもなく去年もパターンを世襲し始めております(うれしいので、秋シーズンにはジュースおごります♡笑)。遅刻は遅刻ではありましたが、まだ1試合目の第1Q(クウォーター=1/4)が始まったばかりの0−0。機材を出して試合に望んではみたものの、なんだか試合に入り込めない、写真撮る気になれない。。。

試合中ではありましたが、いちど気分を変えにフィールドを出て外でサボっていると、2試合目のチームで昨シーズンで引退をなされた元チアさん発見! 声をかけようかどうしようか迷っていると近づいて来てくれ「@@の***と申します」「はい、よく存じておりますw」そこからしばらくたわいのない話をさせていただけたお陰でなんだかスイッチ・オン!!。再びフィールドに戻って撮影に集中。スッゴイ試合、素敵なチアさん、スタンドも埋まっている。これぞ準決勝の2試合を堪能しながら素敵なカッコ良い写真を撮影させていただくことができました!!

そんな状況ではありましたが、普段と同じといえば同じ、特別(準決勝)といえば特別なゲーム・デーでした。最大の違いがビブスを着たフォトグラファーの人数が普段とは比べものにならないくらいに多かったということ。それはまるで東京ドームでのボウルゲーム(決勝戦)には及ばないものの、これくらい毎回集まれば色々なフットボール写真が世の中に出てきて知名度も上がってくる。各種いろいろな写真が各々のフォトグラファーから出てきて、素敵な写真、つまらん写真w、多種多様いろいろ露出することでそれぞれのフットボールが浸透していくのになぁ〜・・・と思えた日でした。

オフィシャル・フォトグラファー、チーム・フォトグラファー、専門誌フォトグラファーの大切さや重要性はもとより、それ以外の写真が増えるということはパイのベースが広がるということ。どの業種でも種目でもその分野(大好き、業界内向け)の専門職は大切で重要、だけどそれらの写真はそこに好んで行かないとその枠を出ないのです。『カレー専門店に行かずしてもカレーが食べたいな!コンビニカレーもたまにはいいかな!?」はカレーというものがどういうものであるかを知っているから。今はカレーという美味しい食べ物を知らしめる段階(あっ、いまカレーが食べたいのでそんな比喩w)。カレーというものを知っているひと、専門店以外の一般的にもいつのまにか潜在意識に働き、目的としていないのにいつの間にか目にして、なんだか惹かれる写真で興味を持たせて裾野を広げていくには専門職と同様に大事なのです。カレーの匂いがどこからかしてきてカレー屋さんに行きたくなる。スタジアムに足を運びたくなる(スタジアム・ワゴンキッチン車にはタッチダウン・カレーというものもありますw)。

先日のJリーグスタジアム内での旧知の冗談「また荒らしに来たの?w(仕事みんな持って行っちゃうから)」って意外にも大事なのです。しかしちっちゃいパイを独占して食べている人はだいたいそれを良くは思わず、2年前もそんなフットボール専門1名がミチジマの名前にビビリ、妨害をされました。足の引っ張り合いや外様を受け入れない業界は縮小の一途を辿って細々とになってしまうのが関の山です。裾野をひろげ多くのフォトグラファーが集い、そうすることによって下地を大きくしたパイをそこに集いし人数で切り分けても最初の1枚より大きくなるのです。これまでの日本のフットボールは経験者や限られた一部の人々のなかだけで完結しておりました。

現場は正直なもので、今日も強豪チームの主力選手とそんな話。「最近雑誌の扱いがなくてぇ〜」「今年はラグビー1色でしょうけれど、変えていくから!」と軽い口約束(爆)。年末のジャパン・X・ボウルも正月のライスボウルも東京ドームいっぱいに出来、春のパールボウルもそこそこ席は埋まる程の要素や魅力があるフットボール。それは決勝であって、日頃からフットボールは毎週のように行われています。シーズンは短い。でも秋を本番として春もおこなわれている。秋のスタンドが埋まるには春にタネを撒いて育てないと!!

フィールドに集うカメラを持った仲良しクラブでもなければ、敵対し合う仲では全くなく、それぞれがそれぞれの出来ることでフットボールというもの、フットボールの面白さ、凄さや格好良さ、チアリーダーの魅力も含めて、多くのフォトグラファーがそれぞれの感性で個性で共演して写真で広めていけばもっと日本のフットボールという環境が変わっていくと信じております!!

パールボウルは6月17日(月)東京ドーム、夜7時キックオフ。でも春フットボールは6月いっぱい毎週末には富士通スタジアム川崎(旧川崎球場)で行われています。