MICHI ISHIJIMA - Pride One -

Canon A-1

Canon A-1

いちばん最初に買ってもらったカメラ、オリンパス トリップ35は小学生の時。いちばん最初の一眼レフカメラ、オリンパスOM-1は中学生になった時。そして、いちばん最初に「欲しい」と思ったカメラはキヤノンA-1でした。

キヤノン A-1 は1978年に発売されました。年号で合わせてみるとまだ中学1年生で、欲しかったのは高校生の時であったことを思い出します。当時、小中高と同じ学校に12年通った同級生の医者の息子はミノルタCLE、XD、キヤノンA-1を持っていました(苦)。どれもがみんな欲しかった(笑)。そのころ自前OM-1で撮っていたものといえば、鉄道写真か小泉今日子さん、松本伊代さん、早見優さんの東武動物公園野外ステージ写真で、今とそうは変わっていません(爆)。そんな写真を写真部の暗室で大伸ばしして、木パネルに貼り付けたりして展示したりしていました。卒業前には校庭の真ん中に三脚を置いてぐるっと撮影してプリントしたものを貼り付けて校庭1周のパノラマ写真をつくって教室に勝手に飾ったり(爆)。やはり今と撮っているもの、やっていることが変わっていない気が…(自爆)

高校を卒業して写真学校に入り、その後すぐにプロになってしまったので、ニコンF3を経由してキヤノンNEW F-1を使うようになってしまいました。なのでこのA-1を手にすることすらそれ以降は訪れませんでした。今頃になり気になって調べてみたら、A-1自体は1986年まで製造されていたようです。ですので結果として完全なるすれ違い、『Canon A-1 打ち切りとともにプロになった1986年』そんな感じな歴史でした。

そして発売から41年の時を超えた今、そんな懐古趣味の想いとともに、中古ではありますが当時の価格の1/10強でオークション落札、ようやく手にしたCanon A-1なのです。

宅急便の箱を開けてみて驚きました!「むちゃくちゃ綺麗!!!!!」まるで現行品のような感じなのです。傷もカビもなく、モルトプレーンもシャッター幕すら綺麗で、それはもうキヤノンカメラミュージアム日本カメラ博物館に展示されているレベル。しかしニコンミュージアムは実際に存在するけれども、キヤノンのそれはネット上にしか存在していない(苦)。実際にここまで綺麗なA-1はキヤノンさんでも持っていなさそうなくらい綺麗なのです(/ω\)

シリアル番号からこのカメラは1983年に24万台作られた中の1台で、月割りすると8ー9月あたり生まれな感じです。A-1の生産台数はトータルで244万台生産されたらしいのですが、全盛期は1980年の年間53万台。そう、石島少年14歳、ちょうど欲しかった時期とぴったり合うのです(笑)。

実はこのA-1は部屋の飾りやおもちゃではなく、実用としてフィルム入れて持ち出そうと購入したのですが、あまりにも綺麗過ぎて傷をつけたくもなく…。どうしようかと嬉しい悩みになってしまいました。たまに撮りたくなるフィルム写真、しかし使いたいカメラで撮りたいフィルム写真なのです。

キヤノンといえば赤白ストラップ。当時のプロストラップも赤白でした(今はみなさま憧れプロストラップすらない。一般販売用のプロストラップは一時期存在した不思議・苦)。だからこのA-1も赤白ストラップを付けたいお年頃(∩˃o˂∩)♡

どうせだったらワインダーも付けたくなってきてしまいました。そして外に持ち出すかどうか… は、これから悩みます(苦)。その前にA-1は完全電池カメラ、電池を買って来ないとシャッターすら切れない(大汗)