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量子力学と写真の関係

量子力学と写真の関係

写真撮影がつまらなくなったとともに量子力学が楽しくてしかたないのです。

学生時代まったく興味がなかった物理。授業で受けた内容なんて何ひとつとして覚えちゃいない(苦)。『ボールを投げたら弧を描いて落ちてくる速度と距離、高さの関係』『原子は決まったところを周回する』などと社会に出てからまったく役に立たないであろうと思っていた。今考えると試験のためだけの勉強なんて逆に何にも役に立っていないどころか覚えてもいない。でも物理を改めて勉強するといろいろなことを考えるきっかけを与えてくれます。特に力学が面白い。もちろんいつものように浅く広く(自爆)。

物理そのものもそうですが、理論や実証して来た物理学者の考え方、立証される前のニールスボアとアインシュタインの争いなどもそれぞれの理論が納得できて面白い。「観測時に位置が決まる」「物質化する」というボアに対して「私は見ていなくても月はそこに存在する」といったアインシュタインには思わず声を出して笑ってしまいました。確率が世界を征するという話に「神はサイコロを振らない」というアインシュタイン、「神のやることにケチをつけるな!」というボア。

2つの粒子をめぐる量子論は3つめを加えることでテレポーテーションも出来ることが立証されたし、そもそも2つの粒子の関係って人間関係?そのもの。ボクがシャッターボタンを押した時にあなたの写真は決定する(と写真屋さんらしい、いきなり身近な話に思考がw)。

というのも今日インスタ広告で下手くそな写真オンパレードの方が偉そうにポートレイトだ、ステージ写真だなんだかんだと撮ります!というガッカリな写真業界だなぁ〜と改めて嫌気がさしてしまったからでした(苦)。

しかし量子力学から写真を紐解くと、誰が撮っても同じ写真という話ではなくなってくるのです。

写真という物質を超えたところで存在する写真。これはお互いに必要とした某チームの優勝記録で実証されているし、個人撮影も残念ながら31年目のオーディション撮影では最終選考落選者を出してしまいましたが、6月の32年目に入りまた合格してくれました。なんか古典力学、方程式では解けないものがそこにもあると信じております。

『アインシュタイン最後の宿題』と言われていた重力波の歪みは、昨年2017年8月17日の誕生日に中性子星の結合で発生した重力波と光の観測は初。

これすら「何かある!」と騒いでいるのはひとりだけかもしれませんが、今はそれでいいです。。。笑