MICHI ISHIJIMA - Pride One -

夢の終焉

夢の終焉

突然ではありますが、写真を撮るという仕事を辞める事にしました!

と書き出したら驚いてくれる方は何人いるのだろう(苦)。ただすでにスケジューリングされている撮影もあり、それらは全力でやらせていただきます。しかもなんだかんだと「石島さんでないとダメなんです!」とご指名撮影で来年年明けまで予定されてしまっております(汗)。辞めるにもまわりが辞めさせてくれない状況のありがたき自分の立場。。。なによりもその必要としてくれている方々に対して迷惑はかけたくないというのが1番重要に捉えなければなりません(必)。

ちょうどこんなお電話もいただきました。

「不躾なご連絡行ってしまったと思うのですが…会費引き落とせないという。。。でも石島さんはそんな存在では無いので、結構です!」。いえいえ払いますって!と振り込んで来ました(汗)

今は無きプロバスケのBJリーグ理事長からも事あるごとに「来てくださいよぉ〜!」と毎度ご連絡をいただいておりました。ただバスケは面白いと思ったこともなく、皆さまに気を遣わせたり(汗)邪魔するのも嫌でとうとう最後まで行きませんでした。

果たして日本の、いや世界で写真を仕事にしている人でこんな扱いを受けている人は何人いるのだろう!?(また嫉妬のネタになるので、詳しく書けないですが、はっきり言うと自慢ですw)。

思い返せば1986年6月に始まった職業でした。30年に渡り、何万では済まない『ひと』を撮らせていただいてきました。何万では済まない写真を世に出して来ました。印刷物として。ポスターとして。グッヅとして。東京や日本に暮らしたら私の写真は無意識のうちに観ていたはずです。遠く海外でもADボードには自分の写真でした。今はやはりウェブが多いですが、たぶん同じウェブでもこんなにギャラの高い人は居ないのでは無いかと。。。汗。

多くの影響を与えられたようで、写真の道に進んでしまった方も多く知っています。リモアのバッグがカメラバックとして使われるようになったのも私が最初だと聞きました。いろいろな影響を与えながら今日まで来ました。ですから「要注意人物」(といっているのはダルマのおじさんと孤独の王女さまだけ)で出入り禁止になろうが屁とも思いません。どうぞご自由にです(苦)。人里離れた村の中でそれを行っていて、村の外から来てそれを広げようとした者を罵倒し排除するのに「人気がぁ〜」と言っている変な村人達です。過去にも画面キャプチャーして叩いてきた匿名でしか生きられない方々、どうぞご自由に。それやって何か良くなりましたか?

あれもこれも含めてなんだか今では後悔もなくやりきった感が充実しているのも事実です。今日辞めても悔いはない。

特に昨年6月からの30年目は激動でした。そんな中でこの上なく心底惚れた方が現れました(存在を知ってから都合6年)。仕事上だけではなく個人として사랑해요。年末年始はその方の夢に乗っかり全力でした。記念写真展予算までつぎ込んで(苦)。もうひとつ別の話で新年度には大きな事も予定されていました。それらは今まで30年間はそのためにあったと思えるくらいに全てがつながっていました。その2つ、30年の集大成としてのものになるはずでした。しかし現実にはその前出の方は夢が叶う前後で豹変してしまいました。これ、かなり精神的に来たー!! 3ヶ月仕事できなくなりました(苦)。この件で新規に予定されていたこの方を扱う仕事も全部頭下げるはめに。でもこのひとに罪はなく、無防備だった自分にすべての責任があります。ドミノ倒しのように次々に仕事がなくなりました。新たなる事も新年度は大きく過ぎ、今月中、今月中と月日は流れ、たぶんこのままこの話は流れていくのでしょう。私抜きでやってみてダメでうまくいかずに連絡が来ることを待っております(笑)。

そして最大の山場、一番衝撃的に響いたのは、とある方に言われた「真剣に仕事をしている人を石島さんの遊びに巻き込まないでくれ」という言葉でした。

やっぱり写真撮るって「仕事です」というのはこの日本では通用しないだと改めてわかりました。写真が一般的になり、スマホでもカメラでも簡単に撮れる時代。しかも写真の良し悪しなんてわかるプロが居ない写真関連を扱う業界。誰々の息子という事が広告代理店や写真業界では重要であるのはこの国は無理だとわかっていても今は日本に戻ってしまった自分がいけない。そして変えていこうにしろ、事なかれ主義が横行して現状維持、陰口言っても表立っては言わない者共。

そして極め付けのダメ押しが服装について(爆)。このTPOを人一倍気にする(1倍なら凡人と同じ?!w)コンビニ行くにも着替える、スーツ何着持ってる?!この人にw あぁ終わった(爆)。戦略や戦術を語る前に終了。。。

タネを巻き、育てて収穫する。これが私の仕事のやり方。タネを買って来て、蒔いて、発芽を楽しみにし、育てている段階で踏まれてしまい、収穫どころか発芽の楽しみすら奪われたこの半年間でした。精神的な弱さは名古屋を追われて、そしてロッテルダムに戻れなくなって以来でしたが、今回は歳とったせいか最大級に来ました。ようやく治りかけにこれでもかと来たことで写真撮る事だけではなく、カメラ持つ事すら怖くなり、仕事終わりには膝から崩れるくらいの頑張りで乗り切りました。そしていっそのこと写真すべて辞めたろか!と。。。

でもね、ちょうど今納品作業中なのですが、やっぱ上手いわ俺w、写真。おべっかやヨイショで伊達に言われている訳ではないですわ。自覚した。この写真はファンクラブ会員限定でしか観れないのが残念なくらいの良い写真。ご指名いただき、ファンの方々にも知れ渡って来ている「誰が撮影しているのか?!」そしてお褒めていただける写真。年末のコンサートを最後に辞めちゃったら、誰が撮ったかではなく、良い写真が観られなくなるファンが残念がる。気に入っていただけているアーティストさん本人が残念がる。名もなき腕もなき、存在すら知らないw者共のやっかみや嫉妬で。

しかも30年の終わり、31年目を目の前にしてにオーディション用撮影をお願いされた方も31年目またぎで無事に合格して、まる30年不合格を出していない写真撮影!!記録更新中!!

最後に言っとくが、敵なんか知らない。

気に入らなかったらどうぞ!!個人の勝手ですが、直接言っても来れない奴らの事をいちいち言って来るな!!(言ってこないでください←お願いw)

 

ということで、同じ日の同じ文章内で写真家引退を撤回(爆)

ではいったい今日の旅人日記は何であったのか?!(汗)

自慢に決まっておろうがぁ〜ヽ(´o`; (そしてまた叩かれる・自覚&自爆)

 

なので、辞める時は静かに黙ってフェイドアウトして南の島に暮らします♡