MICHI ISHIJIMA - Pride One -

日本の美徳

日本の美徳

最近、現場以外ではSiriとしか話しをしていない身ではありますが、今日は面白い話を聞きました。正確には読みました(苦)

牛丼屋さんでのこと「これのどこが汁だく何だよ!」とキレた客がいたというのです。ボク自身は今日の昼飯は牛丼屋さんではなく、クイックガストで大盛りカレーを注文していました。しかもキレてもいなかったですが(苦)、明らかに見た目少ないので店員さんに「すみません、これ大盛りですか?」と尋ねていました。「ハイ、オオモリデス」。そう言われてしまえば後は美味しくいただくしかしょうがないので気分を変えて完食しましたが、これが大盛りならば『普通』は3口だぜ!?やっぱカレーは飲み物??という想いがあったので面白かったです(笑)。

このご時世、しかもそんな地域で日本人バイト時間を探すことすら難しいですが、明らかに日本人バイト時とは量が違う。ここのクイックガスト(カレーは調理人ではなく受けた人が装る)は誰がバイトしているかによって量が変わります。勝手知ったる近所では「何が食べたい」がない場合は誰が働いているかによって店を選んで5年目です。

人種ではなく、人。しかし生まれ持ったモノが染みついてしまった人種という分類に集約されるようなことは多々あり、中国で生まれ育った人に日本文化を押し付けるのも酷な話ではあります。ただそれを主張しないと知らぬ間にここも中国になってしまう。しかし相手がそれを何とも思わない「我が道が全て」の中国人だから如何ともしがたいのが現状という現実(苦)。日本には『郷に入りては郷に従え』ということわざがありますが、それを実践できるのはそれを知るものだけという実感(苦)。

日本の美徳では「買ってくれてありがとう」「売ってくれてありがとう」と双方が感謝するから日本という国が、日本人が成立してきたのであって最近の日本人「カネ払ったのだからと客が偉い」という横柄な客も行く末は中国の教育を受けた方と何ら変わらない。残念ながらSNSの大バッシング大会、これも日本人特有の「集団になった時の狂気」なのかもしれません(爆)。もしくは三波春夫さんの『お客様は神様です』が根源なのかも。。。苦

東洋経済に『出世したいなら捨てるべき「4つの美徳」』というものがありました。( http://toyokeizai.net/articles/-/95623 )

この捨てるべき4つとは『直属の上司に一途であること』『付き合いがよく、人間味があること』『初志貫徹を信念にすること』『親しい部下に奢ってやること』なのだそうですが、結論を書いちゃうと、権力ではなく権威を身につけろと書かれています。前者は圧力で身につけるべき後者は心理的な効用。簡素に書くと「力で押さえつけてはダメ、信頼を得なさい!」という当たり前の話。しかしこのタイトル、文章の落とし穴で読ませる方法をとっていて、この『4つ』をまずよく観ると文章を読まずともわかります(苦)。『直属の上司』『付き合いが良い=同僚だけ』『信念=頭固い』『親しい部下』。読むとその通り。

冷静に読んでしまうと『普通じゃん!』『当たり前じゃん』と思ってしまいますが、実はそこも落とし穴で、「普通」「当たり前」とそれも固定して考えてはいかないと思います。カメラ販売にしても何にしても言い切らないと売れないし前には進めない。だからそれはそれで。しかし読む方、聞く方もその断言が「ごめんなさい、間違ってました!汗」となった時にも受け入れるくらいにフレキシブルにならないと進歩はない!!

今日の正解が明日も正解とは限らない。しかしその中でも残ってきた美徳は残ってきた理由がそこにあるのだから大切にしていきたいと思います。