MICHI ISHIJIMA - Pride One -

また嫌われたw

また嫌われたw

『甘噛み』ってご存知でしょうか? 特に猫。これは愛情表現なのです(という前置きw)。

先週あるカメラメーカーの方からメールで連絡をいただきました。プロに使ってもらえるカメラでスポーツ写真を本格的に目指したいというものでした。

私が知る限り石島さんがTop of Topということで…」

という文面に気を良くしてwお返事させていただきました。ケチョンケチョンに(爆)でも立ち直れる、良いものを作ろうと前を向けるくらいに(笑)。しかし戻ってきたメールは「改めて相談させて頂くように致します。」(汗)

先日はとあるファッションブランドの写真にも文句を言っていました(自爆)。まるで自殺行為の下手くそな写真で誰がこれで買うか!?なSNS展開を観て。カタログページの下手さと度重なってきたので、今回は黙っていられずに2度と仕事頂けないくらいのケチョンケチョンLINEを社長に(汗)。社長、その時打ち合わせだったらしく、その後の打ち合わせ内容が頭に入らなかったらしいです(汗)しかもその晩寝られなかったそうで…(大汗)。

ただ勘違いして欲しくないのはボクが撮った写真ではないからではなく、ボクを含めて誰が撮っても下手なマイナスイメージ写真は広告的展開では使ってはダメ!!なんか今日流れてきた日本アルマーニ独自のタレント写真も酷い写真、、、絶対に大手広告代理店じゃ考えられない展開(SNSは広報の素人なのか?!)。得意の脇道ですが、これも同じ事です。

レッスンプロ相手だったら「いいですねぇ〜」「素敵ですね〜」「売れますねぇ〜」のオンパレードでしょう。面倒くさがりの内輪だったら「いんじゃない!?」的な。良い製品が出来るor出来ないよりも自分がそれで恩恵を受けたいから。早く仕事終えて帰りたいから。

でもボクは下手くそな作例を作ったり、しゃべくりで飯食っている輩ではない。正直言ってしまえばボク自身はどんなカメラでも撮っちゃうんですけど(今日の写真もiPhoneだしw)、『それでいいの?そのレベルでいいの?!マジで??』という意見が出てこない方が不幸だと思います。『良い、これが絶対』と思うのだったら口論とか激論とか、喧嘩出来ることが良いものを作り出す本来の過程だと思うのです(苦)。

カメラって工業製品であって工業製品だけにあらずだと想っています。写し手の気持ちがそこに込められるか否か。カメラ1台、レンズ1本の後ろ、ボクが手にしてシャッター押すまでには多くの技術者、営業の方、いろいろな方々の思考や労働を経て来ている。その人たちの想いが込められているのであって、ボクが撮った1枚は大げさに言ってしまうとその会社で清掃する清掃員まで影響しちゃう(大げさ過ぎ〜w)。

作り手の顔が見える、思考が感じられる。営業の方の笑顔が見えるカメラが、レンズが好きです。その人達の想いに支えられて1枚を撮れている。そう感じるからです。お互い喧嘩出来るのは自信と責任があるから。ニコンさんの社員の半数はボクの事、嫌いですw

「文句言われているうちは相手にされているから(笑)」

付き合いの長い人はボクの事を知っていてこう言ってくれます。でもボクの写真も見たことがない一見さんは「なにコイツ!?(怒)』となる。それでいいと思っています。

ニコンさんを例に出すと、ロンドン五輪報告会でのこと。「ニコン使っているカメラマンからの問題を解決するにはみんなキヤノンに乗り換えれば済むこと。そうではなくニコンはニコンのカメラを作ってください」。偉いさん達の前で言っちゃいました(自爆)

ボクの役目は本音で真剣に対峙する事。

ただただ褒めて欲しいだけのメーカーはレッスンプロにご相談いただければと思います(笑)。でも最近、じゃじゃ馬カメラ、レンズをこよなく好み、今時マニュアルだったり中央1点のAFポイントだったりのカメラで撮っている方が楽しい。自分でも納得の写真が撮れているのは、、、カメラメーカーさんが求めているのはボクの真逆かも!?(自爆)