MICHI ISHIJIMA - Pride One -

ひとはひとに帰る。

ひとはひとに帰る。

「カメラを下ろした時の笑顔が素敵で、ついつい自然の笑顔になってしまいます…」

よく「撮影している姿、楽しそうですね!」とは言われますが、今回は撮影後にカメラから顔を出したシュチュエーション。そんな事を具体的に言われたのは初めてで。。。今回の中国での撮影では、どんな良い絵が撮れたよりもその言葉が心に響いて嬉しかったです。

今年の春先から吹き荒れる逆風、そこにいただけた今回の追い風(言葉)。離陸するのは最高なシュチエーションなのかもしれない。

 

帰りの映画は『HIDDEN FIGURES』。

まだ黒人差別が普通だった頃のNASAの実話話。有人ロケット飛行計画を支えた黒人女性の話。今回の渡航、行きは恋愛話で考えさせられ、帰りは仕事について考えさせられ、そして再び泣かされました(苦)。

いっぱいいろいろなことを感じられ、考えさせてくれる映画でした。特に感じたのが、前例がない中で自分が前例を作るということを好むアメリカ人気質。日本での前例がないからとはねつけばかり受けて来た身としては考えさせられ、それぞれ3人の親しい黒人女性が織りなすストーリーに涙しました。ひとりはコンピューター導入を前にコンピューターとは?から始まり、プログラムがないと動かないと準備したこと、ひとりはそのコンピューターで職を失ったけど清く身を引いたこと、もうひとりは、、、忘れたw。しかも最後はコンピューターではなくその清く身を引いたひとを復帰させ、信頼することによって飛んだ宇宙飛行士…ウルウルポイント満載でした。

カメラがいかに優秀になっても撮るのはひとなんすよ! 世間に押しのけられようと最後はひと(人柄)。

ということで、多くのものを掴んで無事に帰国しました。

良い言葉、良い出来事、良い映画とともに良い旅でした!!

みなさま、ありがとうございました。