MICHI ISHIJIMA - Pride One -

技術を超える技術

技術を超える技術

開発者は新技術でそれまで難しいとされていたものを気軽に手軽に身近にする事を仕事としている。

ではその難しいとされていたものの技術を習得したり、潜在的に持っていた者がそのスキルを使っていた仕事はどうなっていくのか?!

車の運転はハンドルをしっかり10時10分で握り、前方に注意をはらってと教習所で教えられたと記憶している。しかし前方に障害物があれば車が教えてくれ、車が勝手にブレーキをかけて衝突を防いでくれる。これからは寝ていようが何していようが勝手に目的地まで連れて行ってくれるのだろう。

カメラの世界も露出を決め、カメラを覗き、ピントを合わせ、タイミングをはかりシャッターを押していた時代が懐かしい。今では寝ていようが目をつぶっていようが適当にレンズを向けてシャッターを連写で押しておけば写っている。画素数の大きな写真で後でトリミングして目的のものを切り出せば良い。顔認識でもカメラが勝手に顔にピントを合わせ、スマイルシャッターで勝手にシャッターを切ってくれる。

最近つまらなくなっていた理由がわかった気がした。何にもしないでいても現場にカメラ持っていけば全部カメラが撮ってくれる。

俺要らねえじゃん(爆)。

さすがにフレームをパソコンで後から切る事や連写で当てる事、オートに頼る事はしていないにしろ。。。

そしてもうひとつ重大な事に気がついた。

フォーカス外れが怖くて絞りを絞っていた(エロビデオのモザイク見て、目を細めると見えるwのと同じ原理)。

そこには失敗も生まれないから工夫も生まれない。何をしても及第点。喜びも特徴なんてのもありゃしない。誰が撮ってもスマホで撮っても同じ事。インスタが流行るのは後で加工できて普通の写真ではないものに出来るからであって、普通なんて要らない。ただインスタのように後で加工するのも嫌い。これまでの自分の特徴は何だったのか!? 評価されていた裏で日々努力していた事はなんだったのかを思い出した。

薄いピントでピントあるところ以外は背景ボケボケ。絞りf4なんてありえない。f2.8でもピントありすぎ!!これが特徴だった、好きだったはず。

ズームレンスは1本で入れたいところが全部入る。即興で工夫しないでもズームリングを回せばいい。これじゃぁ記録写真、記念写真、カメラの付き添い(苦)撮影者は誰でもいい。

ズームレンズは開放値が暗いからピントが合う幅が広い。あぁ〜気がついちゃった。。。また明るい単焦点、レンズ沼に入っていく。。。

うぅ〜、、、ずぶずぶずぶ。。。