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絵画に学ぶ

絵画に学ぶ

『ヌード絵画の美術史』(三才ブックス)を購入してきました。巨匠と言われる画家の作品、歴史や時代背景、中には写真?と見間違うような作品まであって。。。

『一糸まとわぬ人間の姿は、はるか昔、古代ギリシャ・ローマの時代から、人間の理想像として彫刻や壁画で表現されてきた。キリスト教の厳格な貞操観に絵画表現が抑圧されてきた中世においても、人々はなんとか女性のヌードを描こうと様々な根拠を見つけようとした。』『歴史を超え、文化を超え、国境を越えて絶えることなく続いてきたヌード絵画の歴史を振り返ってみると、芸術家たちは、すべてをはぎ取ったなかに至高の美を見続けてきたように思える。』(本文抜粋)。

やはり究極の美、女性のヌードは写真として行き着くべくてしてここに辿り着いている気がします。ただヌードって一番美しいけれども難しいと感じています。

ヌードは注目を集めやすい。インパクトも強いし撮影者の意思を色濃く出せる。だからその分観てくれる人が撮影者の真価を問うもっとも分かり易い写真なのかもしれません。

ヌードを基本としたものではなく、写真を基本とした雑誌や写真集、日本ではあまり面白いヌード写真を見ることができません。ヌードは扱いも難しく、アメリカの文化を色濃く反映している現代日本においては特に。これが欧州文化だったらもっと安易に面白いヌード写真を気軽に観れる。そんな文化が根付いているかもしれません。アメリカ人(アメリカ文化に育った写真家)、日本人(同日本文化)とこれら歴史的絵画の流れを持つ欧州人(同欧州文化)の違いがまた面白いところではありますが(汗)。

街中で女性が胸を出すだけで逮捕されるアメリカ、それを撮影するだけで逮捕される日本。欧州ではそんな写真を撮っていたボクです(笑)

ロッテルダムに住んでいた時にはルーブルには何度も行っていました。ルーブルは写真撮影自由、これも文化の違い。しかしもっと欧州中の色々な美術館を巡っておけばよかったと…レンブラントを六本木に観に行ってのそんな後悔。そしてレンブラントといえばオランダ人なのです(苦)。写真を学ぶ上でも1灯ライティングは『レンブラント』。写真は絵画からの流れが色濃くあるというのは歳とってきがついたことなのではあります(笑)

でもその割にはポルノに関しては寛大な日本。AV、アダルトビデオは大衆化しているし、普通の綺麗な女性が5万ほどで永遠に残る自分のセックス映像売っちゃうし、ポルノ雑誌はコンビニで買えるし、ポルノになっちゃうと一般的できる日本、どうなっとんだ!?