その昔、フランス・リオン駅の駅舎隣のNovotelというホテルに連泊で泊まるのがどこよりも好きでした。

昼間の日差しが差し込む部屋で窓を開け、リオン駅のアナウンスを聴きながら少し肌寒い風を部屋に入れながらベッドに潜り込んで昼寝をするのが好きでした。

今の東京・新宿がまさにそんなリオンで毎年過ごしていた気候に似ています。桜の開花宣言も出ている。空の色は綺麗な青で晴れてはいるが空気少し肌寒い。洗濯をしたついでに窓を開けっぱなしにしてベッドに寝転がるとそんなことを思い出しました。

今、そんなフランスは大変なことになっています。

この２４時間でイタリアでは最多の６２７人が亡くなり、次いでスペインでは２３５人、イランでは１４９人が命を落としています。２月に最初の死亡者が出たイタリアでは現在感染者４万７０２１人、累計死亡者数が４０３２人と発生源中国の３２４８人を超えました。しかし回復した人数も５１２９人と少なくもない状況。ちなみに中国の回復した７万１１５０人と桁違いに回復をしている。そんな中でフランスの感染者数も急激に増えて１万２６１２人、死亡４５０人。一方日本は緩やかさを保ちながら１０６０人（クルーズ船含むと１７７２人）、死亡は３２人（同４５人）。日本の人口は約1.3億人。

イタリアからは車でフランスに簡単に移動できることは身を以て知っています。ただ単に標識の言語が変わるくらいでなんの苦労もなく国境を越えてしまうヨーロッパ。イタリアでの感染・死亡も対岸の火事だったフランスも３月１３日には学校閉鎖、１５日に公共施設、飲食店を閉鎖し、１６日にはマクロン大統領が外出制限を発令し１７日からフランスでは引きこもり生活を余儀なくされているらしいのです。

中国からイタリア、そして欧州各国やアメリカ大陸へは１ヶ月遅れて事態は進行している。アメリカでのオーディションは軒並み中止＆延期。渡航してしまったり渡航する前だったりとそれぞれの状態となっています。日本は情報操作が簡単に入り込み安く、報道にも偏りと操作が入っているために正確な状態はわかりづらい。自らがネット経由で世界の様子から判断したほうが正確さは出ます。実はまるで中国のこととやかく言っていられないのが現代日本なのです（汗）

しかし日本は国境を他国と接してはおらず、江戸時代の如く鎖国するには最適な立地であるために飛来する鳥以外は把握しやすい（はず）。今後も爆発的な増加はないであろうとは思うけれども外はお上の言うことを聞かない若者の姿しかありません（苦）。それこそ歓楽街、山手線などは夜から日の出にかけてはマスクをしていない者も多く、そして若者しかいない（笑）。それが現実、わかりやすい国民性です（笑）。

しかし人への災害弊害は健康問題だけではなく、それは観光地や航空会社、ホテル、飲食店、あるとあらゆるところだけに止まらず、すべてがそれらはつながっているために末端の私もその類に漏れてはいない（苦）。そういえばシルクドソレイユの演者達はみな解雇されたそうで、あれほどの技を持ちながら今は無職となってしまったのです（苦）。

風邪とは違い暖かくなったら終焉する訳でもなく、でもこのままならば人類の終焉もないようなので、中途半端な生殺し世界になってしまうのでしょうか。ただ日本国内に限れば外出禁止になるほどの状態にもなっておらず、心配されるのは海外に依存しているものが入って来づらくなるくらいなのでしょうか！？　イタリア麺のスパゲティは在庫が切れたら入らないだろうし、コメと納豆、卵やシャケ、味のり（って旅館の朝食かっw）は大丈夫。身近な現実問題で実際に中国企業から買い物した物品はなかなかチャイナポストから日本郵便に引き継がれないままになっている身であります。小さなキズ直しセメダイン1本なのだけれども（爆）。

しかし相も変わらず日本の政治家は現金を撒くことしか思いつかないらしく、感染死亡者より自殺者が増える可能性もあります。軍部のクーデターもない国ですw　でも歴史としてその中にいる身としては面白いですよ、きっと。

でも思うんですよ、、、

テレビ番組（うちにはTV無いので外で見かけると）では世間の人々が外出をひかえているのに相変わらずお笑いタレントさんが旅行したり飯食べたりの制作費抑えて収録した番組ばかりだし、そこに制作費出している企業もオリンピック関連の付録を前面に押し出したコマーシャルのままだし、、、。その企業は在宅勤務。でもデパートや商店は開いているし、宅配は行われているし、なんかチグハグ。

まっ、それも日本らしさではありますが（苦）

あぁ〜そんなことより我が身を心配せねばー（自爆）