今日の授業は渋谷ヒカリエでおこないました。前回ヒカリエに来たのは渋谷ファッションウィークのランウェイ撮影。まだ2回目(苦)
授業内容は「撮りたいもの、表現したいものの理想に近づけるためには」。
その中で「動画の切り出しと写真には違いがあるのか?!」という質問が出ました。
なんと説明したら良いか戸惑いました。
確かにそこには違いがあり、動画の切り出しには感情がない。しかしそれをいかに言葉で説明しようが現実のその違いは言葉や文字では違いが分かりづらい。これは両方やったことがあり、写真の面白さとつまらなさがわかっていないと理解できない違い。
報道写真だから切り出しでいいのか?というのも違う。そこには明らかな、そして大きな違いがある。
よく「スチルを撮れる人はムービーも撮れる。しかしその逆はない」と言われています。
まぁカメラがなんでもやってくれる時代、そのカメラしか使ったことのない人にはわからない話。自分が写真を撮れる、撮れていると思い込んでいる人には無用の話でもあります。
ファインダーを覗き、「ここ」という場面を切り取れるか否か。そこには撮影者の感情が大きく入り込んでいて、被写体を写して記録しているのではなく、自分が被写体をどう見ているのか?どう思っているのか?どう感じているのか?を1枚にするのがスチルであると思えるかどうか。そこに個性がパーソナルが入り込んでくるのが写真であり、撮影されたムービーのように流れの中でそれを見つけるのは難しい。
今日はきっちり2時間の授業がマストで、答えが出しきれないまま終了してしまいましたが、この問題は今後の写真のあり方において大きく意味をなすことなので、きっちり説明できるようにしてみたいと思ってます。
って、今日はなんのオチもなく、真面目にすみませんwww