MICHI ISHIJIMA - Pride One -

春シーズン終了🏈に想う事

春シーズン終了🏈に想う事

今日のスプリングボウルを持ちまして、アメリカンフットボールの春シーズンは終了しました。あっという間に駆け抜けた感じもありますが、ひとつひとつ写真を見ながら思い出すと実は長かった(笑)

去年の春シーズンは精神的に痛めつけられ普通に立っているのもやっとなくらいの感じだったので、お休みをさせていただきましたが、ボクの写真を楽しみにしてくれていた元チアリーダーさんの復帰とともに昨年の秋シーズンからフットボール復帰。JXB(いわゆる決勝)オールスターチアリーダーに選ばれた方々がみな大好きな、素敵な、カッコいい、個性を兼ね備えたそれぞれのスキルを持つ最高の方々ばかりだったので、それを松葉杖代わりに撮影させていただき、リハビリにしてようやく歩行し、一番の足枷が今年1月31日で外れたことをきっかけにこの春は走るように駆け抜けました。

鬱が明けるとこんなにも楽しいんだ!と思えるほど、毎週楽しかったぁ〜。そのオールスターに選ばれた方々で現役はもとより、引退後もスタッフなされていたりで、お会いできた方々には感謝(そこまで具体的には言いませんがw)の品を渡させていただき、晴れ晴れとした感じ(まだ2人分残ってますが・汗)の春シーズンでした。精神的に痛めつけられた方にも誤解は解け(誰が動いてくれたのかもしれませんが詮索はしない)、直接お話すらさせていただけた記念すべき春でもありました。

33年のフリーランスとしての職業写真撮影の中で、オリンピックのアクレディテーション取得でもなければ、サッカーW杯のそれでもなく、チアリーダーに関しての事が一番大変でした(です)。それは日本の風土というものもありましょうし、某氏に言われた「チアなんてどうでもいい」もありましょうし、「チア事とは関わりたくない」も言われましたし、チア関係者の立場としては『変な写真の変な使用・販売』も阻止しなきゃならないでしょうし、利益を阻害されるのでは!?という被害妄想もありましょうし、とにかく大変です。なんでこんなことやっているのだろうか?と思うことも多々あります。自分で、自分だけでの想いだけだったら「辞めた!」という時期も何度も波は来ました(来ます)。それを踏みとどまらせたのも現役チアリーダーの方々でした。ましてや助平心だったらとっくに辞めているか、そもそもチア事など最初から始めてはいないかったでしょう。個人的に写真を渡して口説いて玉砕していればいいだけの話です(笑)。

昨日のハリケーンズの試合中にも信頼できる同業者に言われました「いつもはチア撮影の間に試合撮ってるのに、ハリケーンズは試合も撮るんですか?(真面目な顔でw)」。「チア写真は難しんだよぉ〜野郎は半目でもダラシない口しててもいいけど、娘さんたちはそうはいかない。しかもコンタクトスポーツ(接触のあるサッカー、ラグビー、バスケなど)は簡単に絵になるけど・・・」「納得!」。

昨日はコンサート撮影依頼を蹴り、日大アメフト部の依頼撮影も蹴りまでして行った川崎球場。何やってんだろう?!とひとりになると、月末になると(苦)思います。しかもチアリーダーをやっている、やっていたからといって、根っからの本当のチアリーダーって全員が全員ではないのも人生そこそこ長いので知っています。やはりそこは人間であり、女性でありもあるし、自分を中心に考えるのは普通のこと。自分のチームの写真には評価してもそれ以外の写真には無視なのか黙示なのかもそのひとつなのでしょう。ましてやダンス好きなだけでチアリーダーとしてどうなの?という方もいらっしゃるだろうし。もちろんチアリーダー撮影だけではなく、フットボールは楽しいし、撮影もさせていただいております(最近は逆手にとってギャグに・笑)。

すでに昔に感じていますが、2016年9月9日にオール三菱ライオンズvs警視庁という試合が東京ドームでありました(オール三菱は東京三菱銀行と東京海上が合併してそこに三菱電機がくっついたチーム、警視庁は第九機動隊)。入場といって試合前にダーッと中央まで走るルーティーンがあるのですが、そこにチアリーダーが花道をつくるのが恒例で、今は警視庁もチア出来たらしいのですが、当時はいなかったので、ライオンズ・チアが相手チームの警視庁の花道を作って、50ヤードまで迎え入れたという事を目の当たりにしてしまいました。「あぁ〜これがチアリーダーなんだよなぁ〜」とかなり深くに染み込んだ記憶が写真とともにあります(本日の写真は今日の写真ではなく、この時の)。もうフットボール自体は8年撮らせていただいておりますが、後にも先にもこんな光景はこれだけです。チア写真3年、桃栗と一緒でフットボールの野郎達は柿だ!w

ボクにチアリーダーというのは?を教えてくれたココさん(BULLS。当時は日本ユニシスブルズ)。チアリーダーとは?を観せてくれたオール三菱ライオンズのらいおんちゃん。富士通フロンティアーズ、正月3日のライスボウルで日本一を獲得してから居なくなってしまい、翌年の春のパールボウルで柵越しにみつけた普通にチアとして、女性として大好きだった小百合さんの1年半の物語とその後の物語。これらがボクをここに居させる悪の根源(爆)かもしれません。

でも彼女達に出逢えていなかったら、確実に今の自分はいないのもわかります。

あいも変わらずチアリーダーは見て見ぬ振りでも面白いフットボール試合。でもチアリーダーがそこにいるおかげで、チアリーダー写真というものが難しいおかげで、倍以上に工夫したり悩んだり時間をよんだり、無駄のない攻撃、守備を、展開を考えたりして、それが自分自身で面白かったりしています。しかもフットボール写真自体もダラダラ連写しているのではなく、あきらかに素敵な写真になっているしぃ〜。

なによりその写真で喜んでくれる本人達がいてくれるということなのかもしれません。

日本人女性の本来の気質ってチアリーダーに向いていると想うのです。ダンサーとしては骨格上の問題もあったりしていますが、和洋ダンス写真も得意とする身だからチアリーダー写真も向いているのだと自分で想うのです。そしてそれに喜んでくれることに喜びを感じているミチジマ。

もしこの話でドラマを書くとしたら、オチは決まっています。実はチアリーダーがミチジマの写真で喜んでくれているのは、ただ単にチアスピリットの一環「喜んでいるように振舞って喜ばせてあげる」であった。。。(自爆)。

秋シーズンも開幕は8月24日(土)です。果たしてボクは、、、