仕事納めでした。本年の最後はコンサート撮影、家から徒歩での新宿BLAZEでした。久しぶりにスタンディングのお客さんの器。今日も楽しく撮影させていただきました。でもあと２日間なんやかんやと写真撮っている予定なので、仕事納めなのか？？どうなのか？！w 自分にとっての写真撮影は呼吸、まばたき、食事、、、生きていることと同じなので、まだ年明けまでの時間は全力で遊ばせていただいております！！w

今年は１月にハワイ州で一番人口の少ないラナイ島での撮影が１週間前にキャンセルになったことをきっかけにドミノ倒しがごとくドドドーーーと仕事がキャンセルになるという『写真＝石島不要』が続いた１年でした。天然さんにも振り回されました。とある金メダルへの道話も立ち消えになりました。無知なヒステリックな方にダメージも受けました。マイナスがマイナスを呼び続けた日々でした。夢も希望もへったくれもない年。

『カメラマン　いしじま』とググると「フォトグラファー石島道康さんの写真も是非ご覧ください！写真でしか伝わらないこと、あります。」と 前々任者プロデューサーのツイッターが出てくる撮影すら年の瀬に「経済的に非常に厳しく、スチルに出せる予算はないです」と。それは『写真ごときに』と言われたように感じました。冠スポンサーからの大切なカネはタレントさまへと消えていき、他の関係ない部署での損出を埋めるからと言われた気がしました。電車になんか乗ってられない、コンビニ弁当なんか喰ってられないからよーと数年前同じ部署の女性が近い事言ってたなぁ〜。写真は『金を生むツール、コンテンツ』ではなく、「カネ払うだけ無駄だから要らない」と言われるような仕事をしているのだなぁ・・・と改めて教えられました。果たしてこれがどうなるのか？は将来わかる事です。

写真を撮るという仕事を始めた頃、ちょうど日本経済バブルが弾けました。そのとき思ったことが今実際に目の前で起きています。そのときに『写真っていらないものなのかな？！』と思い、当時雑誌の広告ページ、写真のページを黒く塗りつぶし、ページをちぎり、１冊の雑誌から写真を無くしてみたことがあります。そこに残ったのは雑誌と呼ぶには程遠い、その価値は存在しないもの、誰も買わないものになりました。。。今に置き換えると、誰も買わない＝誰も観ない＝どこもスポンサーつかない。。。

しかし若かりし頃の不安が実際に今起きてみての救いは、今日のように「いつも素晴らしい写真をありがとうございます」と言っていただけ、「DVDが売れ切れるのは写真が良いからです！」と言っていただける撮影、これから先への支えにつながるお仕事もさせていただけている事です。そんな１年、そんな締めくくりでもありました。

もう終焉間際、消え去るボク世代で数千円、数万円にも満たないギャラで仕事をしたら、次々世代の後輩達は数百円で仕事しなければならなくなります。実際には今そんな数千円で仕事している人達も多い中、発言力高く、写真で観せてくれると言われているボクまでも同じにしたらこの仕事に夢を持つ（持てる）プロとしての後輩達は居なくなります。日本はオールアマチュア化になってしまいます。競技団体みたいにw（上田桃子さん、お元気ですか？w）

現在も目につく人々を実施に見渡せばカメラメーカーの太鼓持ち、レッスンプロばかり。お正月に店舗でいくら以上買ったらプロカメラマンがあなたを撮影します！という量販店www。素人のプロ化なら歓迎ですが、技術ではなくカネもらうだけのプロの素人化が進んでいます。もしかすると淘汰されるべき時代なのかもしれません。恐竜（ブロンドザウルス＝レベッカw）も絶滅する時なのでしょうか？（苦）。たぶんスポーツ写真では２０２０年を終えたらペンペン草も生えない程荒れ果てるでしょう。誰でも撮れる、しかし誰にも印象に残らない、真似しようとも思われない、そんなつまらない写真であふれるでしょう。それを超えられる技術力や写真を観る力を持った者を育てなければいけない時代に来てしまったのかもしれません。もう遅いかもしれないですが、それは撮影者、編集者、写真を観る全ての人々に言える事。

昨日年末の挨拶をさせていただいたときに「それが１番石島さんらしくないw」と某カメラメーカーの担当の方に言われてしまった来年の抱負話をして締めたいと思います。

『来年は・・・気持ちを入れ替えて素直になんでもやります！」（爆）

本心としては「来年は、来年の風が吹きます。現場は生き物、準備８割」・・・。来年の今頃は良い報告が年間を振り返って出来るようにしていきたいと思います。

最後になってしまいましたが、今年お世話になりました方々ありがとうございました。

Michi ISHIJIMAの写真を必要としてくださった方々ありがとうございました。

来年も引き続きよろしくお願いいたします！全力で！！遊ばせていただきます♡